初めてのバックパッカー『シルクロードを横断3』

世界一周

今回は西洋と東洋を繋いだ重要な交易路である絹の道『シルクロード』を横断する方法の続きを書きます。

前回の記事では『カザフスタン』入国から書きましたので先にそちらの記事を読んでください。

前回の記事です(^O^)/

シルクロードを横断する際にカザフスタンのアルマトイまでは決まったルートがあるのですが、ここから先は選択肢が2つに分かれます。

カザフスタンの首都『ヌルスルタン』を通るか、キルギスの首都『ビシュケク』を通るかです。

オススメはキルギスの首都『ビシュケク』へ抜けるルートです。

ビシュケクへ方面へ進むと、次の目的地『ウズベキスタン』へ行きやすくなるので、今回はキルギスの首都『ビシュケク』へ進んでいきます。

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行き方

アルマトイ→ビシュケク

アルマトイからビシュケクまではミニバスで約3時間。

バスは人数が揃うまで出発はしませんが、すぐ集まりそれなりの本数はあります。

バスはアルマトイ中心地の『サイランバスターミナル』から出発します。上の写真がバスターミナルです。

場所はアルマトイ市内の地図の左端に載っている画像のような湖があるので、そこを目指しましょう!!

バスターミナルはその横です。『ウーリツァ・トレ・ビ』通りを走っているバスに乗っていきましょう。

英語は通じない可能性が高いので、不安な方は紙に『Sairan avtovokzaly』と書いて運転手に見せましょう。

地下鉄で行く方は、『Москва』駅で降りて歩きましょう!!歩くと30分くらいかかりますが。笑

バスは国境の少し手前でトイレ休憩があります。そこに両替商のオッサンが何人かいるので両替してもらってもいいですが、キルギスの首都『ビシュケク』の街中にも沢山両替所があります。

レートを確認して、もし微妙なら最低限だけ両替して残りはビシュケクで両替しましょう。

カザフスタンの通貨『テンゲ』は中央アジアでは結構強いので隣国で交換することが可能です。

また、ビシュケクから直接『ウズベクスタン』を目指すのであれば、直接道が繋がっていないため1度カザフスタンに入国しカザフスタンの領土内を通っていくことになるので、『カザフスタンーウズベキスタン』の国境付近にも両替のオッサンは沢山います。





国境(カザフスタン→キルギス)

カザフスタンとキルギスの国境越えはそんなに厳しくありません。

旧共産圏の国通しの国境なので、暗い雰囲気はあり職員の表情も硬いですがパスポートを出すだけで勝手に処理してくれるのですぐに終わります。

僕の時は質問など一切なくすぐ終わりました。

ただ、入国カードがカザフ語、ロシア語、キルギス語でしか書かれていないので、英語が分かるバスの乗客に手伝ってもらう必要があります。

僕は隣の席にいたオッサンがパスポートを見ながら全部記入してくれました。笑

ただ、係員は入国カードの内容なんか確認せずスタンプを押していたので旧共産圏でよくある形式的に書かせているだけだと思います。

国境からキルギスの首都『ビシュケク』までは20分くらいで到着します。





別ルート(中国→キルギス)

この記事では中国→カザフスタン→キルギスと進んできましたが、天竺を目指した三蔵法師は中国→キルギスへ直接きています。

※このルートを通ると三蔵法師の気分が味わえますが、カザフスタンの『アルマトイ』や『ヌルスルタン』とった都市に行くと遠回りになります。

中国とキルギスの間には三蔵法師が超えたと言われる『天山山脈』が聳え立ちます。

一応こちらのルートも紹介しておきます。

中国のウルムチからカザフスタンとの国境『ホルゴス』へは向かわずに、中国の別の都市『カシュガル』へ行きましょう。

ウルムチからカシュガルまでは夜行列車で約20時間。

中国の列車のチケットはTrip.comというサイトで買うことができます。

綺麗なお姉さんの車掌さんが各車両に担当でいます(^O^)/

ここ『カシュガル』も新疆ウイグル自治区の中にあるます。ウルムチより少し南に位置しています。





カシュガルは中国の巨大な砂漠『タクラマカン砂漠』の西側に位置しており有名な『マルコポーロ』も訪れたと言われています。

この国境は中国側の出国は厳しい検問がありますが、キルギス側はカザフスタン同様に結構適当です。笑

ちなみにウルムチもカシュガルも文化や住んでいる人は完全に中国ではありません。

食事なんか、肉まんを食べている人より中央アジア名物の『ラグマン』を食べている人の方が多いです。

西遊記が好きな人はシルクロードを横断する際、カシュガルからキルギスへ向かう国境を通りましょう!!

三蔵法師が超えたであろう国境と同じです。また、三蔵法師が訪れたと言われる『イシク・クル湖』もあります。

※当時国境があったかは知りませんが、道が1本しかないので、当時の獣道を舗装したのではないかと思います。

中国とキルギスの国境線は今のところ全て確定していますが、少し下にある『タジキスタン』や『パキスタン』との国境は正式に定まっていないので、軍人による検問が沢山あります。

興味本位で訪れる理由なしに行くとスパイなどと言いがかりをつけられる可能性も0ではないので、さっさと中央アジアの国に入国することをオススメします。

旅は安全に帰って来れるまでが旅ですよ(^O^)/

今回はここまで。次は『キルギスからタジキスタン入国』編を書きます。

それでは次の記事でお会いしましょう。

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