今回は西洋と東洋を繋いだ重要な交易路である絹の道『シルクロード』を横断する方法の続きを書きます。
前回の記事では『キルギス』入国から書きましたので先にそちらの記事を読んでください(^O^)/
前回の記事です(^O^)/
今回はキルギスの首都ビシュケクからシルクロードの重要な交差点であった『サマルカンド』を目指す方法を書いていきます。
行き方は2通りでキルギスから直接ウズベキスタンを目指すか、それともタジキスタン経由でウズベキスタンへ行くかです。
キルギスの首都『ビシュケク』からタジキスタンの首都『ドゥシャンベ』までは道が悪いので、過酷になります。かと言って『ビシュケク』から直接ウズベキスタンの首都『タシケント』まで行く夜行バスは、95ヶ国を旅した中で1番最悪のバスに乗る必要があります。
詳しくは『ウズベキスタン🇺🇿』編の記事を読んでください。笑
『ビシュケク→オシュ→ドゥシャンベ→サマルカンド』というタジキスタン経由のルートと『ビシュケク→カザフスタン領土経由→タシケント→サマルカンド』というカザフスタンの領土を通って向かう2つのルートを解説します。
行き方
タジキスタン経由
初めにタジキスタン経由でウズベキスタンのサマルカンドへ向かうルートを紹介します。
ビシュケクからまずは、キルギス第2の都市『オシュ』へ乗合タクシーを捕まえて移動します。
タクシーと言っても普通の乗用車で、人数が揃えば出発します。
この乗合タクシーは結構過酷でビシュケクを朝7時くらいに出発し、オシュに到着するのは夜になります。
乗合タクシーしか移動手段がないので、満員の車に12時間以上乗らなければいけません。トイレ休憩や昼食休憩はもちろんあります。
道は当然舗装されていない場所が多いので、中央アジアの中でもしんどい区間だと思います。
オシュからタジキスタンの首都『ドゥシャンベ』までも過酷な道のりが待っているので、オシュで2泊することをオススメします。
オシュからドゥシャンベを目指す場合、まずは国境付近の街『バトケン』へ行くバスか乗合タクシーを探しましょう。
朝早く行くことをオススメします。バトケンまでは約4時間の道のりです。
オシュを朝早く出れば、同日中にタジキスタンへ入国することができます。バトケンに昼前には到着するので、国境方面行きのバスか乗合タクシーを探しましょう。
※日本のパスポートの場合、タジキスタンへ入国をする際ビザが必要になります。必ずビシュケクのタジキスタン大使館で取得してください。
1日で発行してくれます!!住宅地にある一軒家が大使館なので分かりにくいですが、タジキスタンの国旗が立っているのですぐ見つかると思います。
国境ではビザを持っていれば流れ作業で質問も何もありません。すぐに終わります。
国境を出ると乗合タクシーのオッサンが沢山いますが、バスもありバスの方が安いです。
※中央アジアではバスのことをマルシュルートカと言います。
2時間かからないくらいで『ホジェンド』という街に到着するので、その街で1泊しましょう。
何もないので、旅の計画でも立ててのんびりしましょう。次の日はタジキスタンの首都『ドゥシャンベ』まで移動します。
約6時間の旅で、この辺りにくる旅人なら時間の感覚が麻痺していると思うので6時間くらいたいした事ないと思っていると思いますが、舗装されていない山道をクネクネ走るので頑張って乗り越えましょう。
※中央アジアは旧ソ連時代の民族対立や内紛の影響で飛地が沢山あります。バスや乗合タクシーに乗る際は他国の飛地(領土)を通らないか確認しましょう。
タジキスタンは飛地の影響でビザが必要な外国人は電車を使うのが難しくなっています。タジキスタンに出入りを何度もルートの関係上するので、マルチエントリービザがないと乗れません。
国境でイミグレーションがあるわけではなく、一本道の途中で少しだけ他国の領土を通過するというだけなので、入ってもどこにも行けないので検問をしていない場合もありますが、運悪く見つかった場合不法入国とイチャモンをつけられる場合があるため気をつけましょう。
今回はここまで。次は『カザフスタン経由でウズベキスタンを目指す方法』を書きます。
それでは次の記事でお会いしましょう。
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