皆さんこんにちは(^O^)/ Pee Keiです。
皆さんはチベット地方を訪れたことはありますか?
領土問題で揉めているエリアでニュースでも取り上げられるので、地名の名前くらいは聞いた事があるのではないでしょうか?
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/477f2e4b_dreamstimexxl88089672-1024x605.jpg)
歴史を遡ればこの一帯はとても重要な場所でアジアとヨーロッパを結ぶ道『シルクロード』が近くを通っていました。
もちろんチベットもシルクロードの影響を強く受けています!
ちなみに今は中国が支配をしていますが、過去のチベットはとてつもなく巨大な力を持っているエリアだったのです。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/Yamdrok-Tso-lake-Tibet-15medium.2x.1542746904.jpg)
中国がチベットを手放したくない理由は、、、、、チベットには豊富な水源があるからす。
今回はこの辺を深く掘り下げていきたいと思います。
チベットって何があるの?
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/dreamstime_l_51142863-1024x458.jpg)
チベットとは中国の西部にあるエリアです。
チベットの歴史は古く、7世紀ごろに当時の王朝により統一されたとされています。
最大の都市は『ラサ』でポタラ宮が有名ですね!
標高3,700mと富士山の山頂と同じ高さの位置にある都市です(^O^)/
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/8e9969d2b87b42a9af1b0627ead17117.jpg)
また、西遊記で三蔵法師御一行が天竺を目指した際にこの近くを通ったと言われています(^O^)/
※チベットという説ともう少し北のエリアという説があります。
1949年に中華人民共和国が建国された同年に起こったチベット併合以来、チベット鎮圧により沢山の方が犠牲になったとされています。
また、その際にチベットの歴史的建造物の寺院などが中華人民共和国によって焼却処分をされ、僧侶たちも犠牲になりました。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/Potala-Palace-Lhasa-China-Tibet-Autonomous-Region-1-1024x768.jpg)
チベットの最大の観光地でもある『ポタラ宮』だけは当時の方達が守りきったようで、今でも残っています。
ポタラ宮のある『ラサ』は中国の自治区になる前は、約300年余りにわたってチベットの中心地でした。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/Armyphoto5-1024x683.jpg)
1950年の1月に中国の新政権がチベットに駐留を要求し、同年の10月に人民解放軍はチベットのカムドという場所に進行しました。
ちなみに翌年の1951年にはチベット全土を弾圧しています。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/istockphoto-1265215419-640x640-1.jpg)
そのためチベット当局の代表たちは北京に出向き『十七か条協定』という政治的協定を結びました。
内容は『チベットは中国の地方都市』と定められ、またチベットの民族自治の保障やダライ・ラマの地位の保障、宗教、チベット語の保護なども同時に定められました。
しかし、1959年にダライ・ラマがインドへ亡命をする際に国境で『十七か条協定』の破棄を正式に宣言したので消滅しています。
同時に『チベット臨時政府の発足』の破棄も宣言しています。
![]() |
![]() |
なぜチベットを欲しがるの?
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/08/yamdrok-lake-trek.jpg)
中国が世界中から非難されてもチベットを手放さない理由は2つあります。
緩衝地帯と水源です!
地図を見れば分かりますが中国の主要都市の北京や上海、広州などは東側に集まっています。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/c1_3664532.jpg)
よく『インドと中国で国境紛争が激化している!』というニュースを見たりすると思います。
インドと中国が国境で揉めているのは、正確にいうとインドとチベットの国境が正確に定まっていないからなのです。
中国からすれば仮に戦争が始まっても中国の主要都市が集まる東側のエリアではなく、チベットを戦場にすれば被害が最小で抑えられると考えているのです。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/Buffer-zone-sign-on-pole-e1531492601523-1024x425.jpg)
そのため、主要都市が集まるエリアの周りに緩衝地帯を置いておきたいのです。
『ウイグル自治区』や『内モンゴル自治区』も同じ理由ですね!
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/cropped-sylvia-zhou-1153751-unsplash-1-1-1024x434.jpg)
インドからブータンへ陸路で訪れた際に、チベットとの国境付近を通りましたがガタガタ道が常識のインドの道路がこのエリアだけ綺麗に舗装されています。笑
ヒマラヤ山脈の麓のど田舎の道が数車線舗装されているので、何か裏があると思います。。。
まぁ、物資を運ぶためだと思いますが( ̄∇ ̄)
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/Harrison-Zhao.jpg)
中国がチベットを手放さない理由のもう一つは『水』です。
ヒマラヤ山脈の麓にあるチベットには豊富な水資源があるのです(^O^)/
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/shutterstock-149510165-1024x681.jpg)
チベット高原には世界最大級の単一水源があると言われています!
すごく簡単に言うと、東南アジアや南アジアを流れるガンジス川やメコン川の水源がチベットにあるので、チベットを抑えてしまえば水をコントロールすることが出来るのです。
人間が生きていくために水は必ず必要なので水資源をコントロール出来るとなれば、下流に位置する国との力関係で有利に立てるからです。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/92c9a65b-7d35-4303-bd21-3ea6cb9176c2_0.jpg)
また、チベットにダムを建設して水力発電所を造れば発電もできますし水を止める事も可能です!
下流に位置する国の脅威はそれだけではなく洪水を起こす事も可能ですし、生態系の破壊も可能になってきます。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/getty_587939674_333809-1024x576.jpg)
東南アジアの国は中国との貿易が不可欠なので特に大きな口は叩いていませんが、インドはそれなりの経済大国なので反発しています。
まぁ、水資源の支配権を握られると脅威でしかないですからね。。。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/BakerRiver_Chile_Louis-Vest-Flickr_web-1024x684.jpg)
中国の言い分は『どうせ水は下流方面に流れて行くのだから流すだけではもったいないから、発電所を作っても変わらないでしょ!?』と言っていますが、発電所を作るとなれば水門も作るので自由に水の流れを自由にコントロール出来ますからね。。。。
ブータンの起源はチベット?
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/IMG_0751-1024x768.jpeg)
世界一幸福度の高い国として有名な国『ブータン』はチベット文化を強く受け継いでいます。
住んでいる人も8割がチベット系の民族です。
また、過去にブータンはチベットから独立したと言われています!
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/IMG_1261-1024x768.jpeg)
ブータンの宗教はチベット仏教で街中にはチベット文化の建物が多くあります。
また、チベットやブータンで幅広く信仰されているチベット仏教の特徴は、『輪廻転生』を信じていると言うことです。
そのためダライ・ラマのような高僧が亡くなると、生まれ変わりとして後継者を探すのです。
同じ仏教でも日本の仏教と少し違いますね。
![]() |
![]() |
まとめ
この記事では『チベットの領土問題やチベット文化』について書きました。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/8046228222_3543c96a2e_b-1.jpg)
長い歴史の中でチベットは当時の中国よりも強かった時期が長く続いていましたが、ここ70年くらいで支配下に置かれて自治区とされています。
人類の歴史の中で見れば数百年だけ支配の権力が逆転しているという時代は沢山あるので、今回も長い歴史の中で見れば一時的なものかもしれませんが、先のことはタイムマシンで未来に行けないことには分かりません。
![](https://pandaair.net/wp-content/uploads/2021/07/WEB3-COUPLE-ARGUE-FIGHT-RELATION-Shutterstock_1667160103-1024x512.jpg)
また、中華人民共和国が出来てチベットが支配されてからの歴史の内容も中国側とチベット側で言い分が違います。
この記事を読んでチベットの歴史やチベット仏教に興味が湧いてきた方は、自分で調べてみて客観的に歴史の流れを見てみてください(^O^)/
今回はここまで。
チベット仏教のブータンは観光ガイドをつけないと入国が出来ないのですが、入国出来る裏技があります。
もし興味がある方は下の記事を読んでみてください(^O^)/
インスタとTwitterを新しく開設したので、よければフォローして下さい(^O^)/
タイ専用のインスタです→Pee Kei Journey Thai
世界一周のインスタです→Pee Kei Journey
世界一周のTwitterです→Pee Kei Journey
YouTubeです→Pee Kei Journey (チャンネル登録してくれたら嬉しいです^ ^)
それでは次の記事でお会いしましょう。
ランキングに参加しているので、クリックしてくれたら嬉しいです(^O^)/
※海外移住、海外での資産運用、海外就職、ワーホリ、格安世界一周の仕方など個別相談も行っていますので、相談したい方はお問い合わせページからご連絡ください。
タイ、マレーシア、シンガポールですと対面でのご相談が可能ですが、その他の国・地域からの方はリモートでお願い致します(^O^)/
![]() |
![]() |
コメント