今回は西洋と東洋を繋いだ重要な交易路である絹の道『シルクロード』を横断する方法の続きを書きます。
前回の記事ではキルギスの首都『ビシュケクからタジキスタン経由でサマルカンドを目指す方法』を書きました。
タジキスタン経由の記事です(^O^)/
今回は『ビシュケクから直通バスでウズベキスタンのタシケントを経由してサマルカンドに向かう方法』を書きます。このルートは道路の関係上、カザフスタンの領土を通って向かいます。
※シルクロードを入国の厳しい『トルクメニスタン』経由で横断をしようと考えている人は、ウズベキスタンの首都『タシケント』のトルクメニスタン大使館でビザを申請する必要があります。
取得ビザは通過ビザで5日間のトルクメニスタンへの滞在が認められます。
このビザは日本であらかじめ取得することができません。隣国の大使館でのみ発行可能でウズベキスタンのタシケントの大使館の審査が比較的緩い傾向にあります。
行き方
カザフスタンの領土経由
このルートは前回の記事で書いた『タジキスタン』経由のルートより比較的楽に移動することができます。
ただし移動は夜行バスになり、バスのクオリティーはとても低いので期待しないでください。笑
ビシュケクからタシケントまでA2というメイン道路を通って行くので、ルートの関係上『カザフスタン経由』となります。
ビシュケクからタシケントまでの間に山脈と砂漠地帯が広がっており、オフロードしか道がないからです。
ただ、これでもカザフスタンが日本のパスポートに対して、2017年1月1日から30日間の短期滞在の場合ビザ免除としてくれたので、このカザフスタン経由のルートが使えるようになりました。
以前なら、このバスに乗る際にカザフスタンの通過ビザを取得しなければいけませんでしたからね。
バスのクオリティーは夜行バスなのにリクライニングが殆ど倒れず、前の座席との間隔は普通の路線バスよりも狭いです。
席と席の間隔を狭くしすぎていて、乗客を沢山詰め込もうと思っているのでしょうが狭すぎです。笑
カザフスタン入国のため深夜にバスから降ろされてロシア語とカザフ語のみの入国カードを書かされ、4時間ほどカザフスタン領を走った後、早朝にウズベキスタン入国で起こされます。
ただ陸で中央アジアを横断するとなると、タジキスタン経由よりは乗り継ぎがない分楽だとは思いますが、どちらにしても移動が大変な区間です。
カザフスタン入国は深夜に国境を通過するのがこのバスしかないので、ウズベキスタンまでいくことが分かっているからか、入国審査は形式上やっているだけです。質問なんかありません。
国境(カザフスタン→ウズベキスタン)
ウズベキスタンへの入国はここ数年でかなり楽になりました。
以前は、所持金の金額を全て書き出し、出国時に入国時の申告よりも多く持っていた場合、ウズベキスタンで不法就労をしたと出国時に言われてトラブルになる場合が多発していました。
原因は、ウズベキスタン国内でのATMでのキャッシングです。
この情報を入国前に知っていた人は、キルギスでアメリカドルをATMで引き出してウズベキスタンで使用していたのですが、知らないが出国時にトラブルになるパターンが続出していました。
※アメリカドルは必ず新札を用意してください。少しでも破れていたり落書きがあると、ウズベキスタンでは受け取ってくれない可能性が高いです。
詳しくは『キルギス🇰🇬』編の記事に書いているので読んでください(^O^)/
ただ職員によっては今でも入国時の所持金申請を行っている人もいるので、出来るだけキルギスでアメリカドルを用意しておいて、ウズベキスタンでは出国時の余計なトラブルを避けるためにもATMを使わないようにしましょう。
入国自体は難しくありません。ウズベキスタンも日本のパスポートの場合2018年2月10日から30日以内の短期滞在の場合ビザが不要になりました。
バスは朝5時すぎに到着しますが、国境は7時からしか開かないので、バスの中で待機することになります。
キルギスとカザフスタンの国境が深夜1時にしまってしまうため、このダイヤしか組めないのだと思います。
国境からウズベキスタンの首都『タシケント』までは30分くらいで到着しますので、国境を超えたらすぐに降りれる準備をしておきましょう。
また、国境に両替商が沢山いるのでキルギスやカザフスタンの通貨はウズベキスタンの通貨『ソム』に両替をしてもらいましょう。
※出来るだけソムも新札をもらって下さい
タシケント→サマルカンド
※ウズベキスタンから先、トルクメニスタンへ入国をする場合はタシケントの『トルクメニスタン大使館』でビザを申請する必要があります。
トルクメニスタンのビザ申請は少し大変で、申請から10日程受け取りにかかります。
また入国日を記入しないといけないので、少し余裕を持った入国日を設定しておきましょう。
料金は55アメリカドルでビザ受け取り時に払えば大丈夫です。
待ってる間に、サマルカンドなどウズベキスタン国内を観光しましょう!!ただ、ビザ受け取りのためにタシケントまで戻らなければなりませんが。笑
カザフスタン、キルギス 、ウズベキスタンがここ最近日本のパスポートに対してビザを免除し始めたので、タジキスタンとトルクメニスタンも短期滞在の場合ビザ免除をしてほしいものです。
タシケントからサマルカンドまでは電車かバス、乗合タクシーで移動ができます。
ウズベキスタンには『アブラシャブ号』という新幹線が走っています。
詳しくは『ウズベキスタン🇺🇿』編を読んでください(^O^)/
今回はここまで。次は『トルクメニスタン入国』編を書きます。
それでは次の記事でお会いしましょう。
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